部品とアクセサリー
部品、アクセサリー、改造
Tesla 正規品の部品/アクセサリーのみをお使いください。Tesla は部品に厳しい試験を実施し、その適合性、安全性、信頼性を確認しています。これらの部品は Tesla から購入してください。Tesla では、専門的な経験を積んだプロがこれらの部品の取り付けを行い、また Tesla からは Model Y の改造について専門的なアドバイスを受けることができます。アクセサリーは、Teslaストアまたはオンライン(www.tesla.com)でご購入いただけます。
Model Y に Tesla 製ではない部品を使用する場合、Tesla は他の業者が製造した部品を評価することができず、したがって一切責任は負いません。
車体の修理
Model Y が衝突した場合は、必ず Tesla の純正部品で修理できるように Tesla または Tesla 認定ボディショップにご連絡ください。Tesla は、訓練、設備、仕事の質、顧客満足度などの厳しい要求水準を満たすボディ ショップを選定しています。
場合によっては、費用節約のため、修理業者や保険会社が正規部品以外の使用や破損した車体の中でまだ使える部品の再利用を勧めることがあります。しかし、それらの部品は品質、適合性、耐腐食性などの面で Tesla の高い基準に適合しません。また、正規部品以外の部品や再利用した部品は (それらによって生じる損害または故障とともに) 保証の対象とはなりません。
キャビン フィルターの交換
Model Yは、花粉、産業降下物、道のほこり、その他の粒子などが通気口からキャビンに侵入することを防止するエア フィルターを備えています。これらのフィルターは2年ごとに交換してください (中国市場は毎年)。キャビン フィルターはTeslaショップで購入できます。
キャビン フィルターを交換するには:
- 空調システムをオフにします。
- フロント右側シートを完全に後方に移動し、フロアマットを取り外します。
- クリップ プライ ツールを使用して、フロント右側の足元スペース カバーをインストゥルメントパネルに固定しているプッシュ クリップを慎重に取り外します。足元スペース カバーを抑えながら、電気コネクターを2個取り外し、足元スペース カバーを横に動かします。
- ライトの場合、タブを慎重に押し下げながらコネクターを外します。
- スピーカーの場合、車両側コネクターを慎重に傾けて、フットウェル カバー側コネクターの穴から小さなタブが離れるようにしながら、コネクターを外します
注意損傷を防止するため、コネクターを外すときにワイヤを引っ張らないでください。コネクターを外すときは、コネクター自体のプラスチックから確実に引き出してください。 - トリムツールを使用して右側パネルをセンター コンソールから上から下の順で慎重に取り外します。
- キャビン フィルター カバーを暖房、換気、およびエアコン (HVAC) モジュールに固定する6 mmネジを取り外したら、キャビン フィルター カバーを取り外して横に移動します。一部の車両では、6 mmネジの代わりにタブが使用されています。人差し指と親指を使用して、キャビン フィルター カバーの底部にある2つのタブをつまみます。カバーを外側に倒して外します。
- 上側キャビン フィルターのプルタブを外側に折りたたみます。
- 上側キャビン フィルターのタブを持ち、上側フィルターをHVACモジュールから引き出します。
- 下側キャビン フィルターのタブを持ち、下側フィルターを引き上げHVACモジュールから取り出します。
- 両方の新しいフィルターの矢印が車両後方に向いていることを確認して、下キャビン フィルターをHVACフィルターに挿入したら所定位置に下げます。次に、上部キャビン フィルターをその上に挿入します。
- キャビン フィルター カバーが挿入できるようタブを内側に曲げます。
- 下側カバー タブをはめてキャビン フィルター カバーを取り付け、6 mmネジで固定します。ネジを1.2 Nm/0.89 ft-lbsで締め付けます。6 mmネジの代わりにタブが使用されている車両の場合、キャビン フィルター カバーの上部ノッチを所定位置に移動し、HVACモジュールの底部でタブを固定します。
- 右側のフロント足元スペースにあるコンポーネントに電気コネクター2か所を接続し、プッシュ クリップでカバーを固定し直します。
- 右側パネルをセンター コンソールのフロントおよびリアのロケーター スロットに合わせたら、圧力を掛けてすべてのクリップをはめます。
- 右側のフロアマットを取り付け、右側シートを元の位置に戻します。
低電圧鉛バッテリーの交換
新しい低電圧バッテリーの購入や、古いバッテリーの廃棄は、Teslaサービスセンターをご利用ください。
低電圧鉛バッテリーを交換するには以下の手順を実施します。適切な個人保護具を着用します(鉛バッテリーを取り扱う場合は、安全眼鏡、皮手袋など)。
取り外し:
- 低電圧鉛バッテリーを取り外すために以下の通りに車両を準備します。
- 車両がパーキングになっていることを確認します。
- すべての窓を下げます。
- フロントトランクを開きます。
- ドアを開いたままにして、必要な場合に車両に戻ることができるようにします。
- 充電ケーブルを充電ポートから外します。
- フロントトランクで、傷をつけることのない小さな工具または指をパネルの下に差し込んで、車両のアンダーフード エプロンを取り外します。クリップが緩むまで引っ張り、アンダーフード エプロンを脇に寄せておきます。
- 装備されていればHEPAフィルターを取り外します。
- 10 mmのソケットを使用してウォッシャー フルード リザーバーのネックをアンダーフード ストレージ ユニットに取り付けているボルトを取り外します。
- ウォッシャータンクのネックを車両から取り外します。フロント ガラス ウォッシャー リザーバーが満杯の場合ウォッシャー液が漏れる可能性があります。注ホースをネックから取り外す必要はありません。
- 10 mmのソケットを使用してHEPAフィルター アセンブリを車両に取り付けているボルト(2本)を取り外します。
- HEPAフィルター アセンブリの後端をブレーキ液リザーバーの上に傾けてフィルター アセンブリを取り外します。他の構成部品にぶつけたり、他の構成部品を損傷したりしないように気を付けながら、車両からフィルター アセンブリを持ち上げて外します。
- タッチスクリーンで の順に移動して車両の電源をオフにします。
- 10 mmソケットを使用してマイナス端子クランプを鉛バッテリーのマイナス ポストに固定しているナットを緩めます。端子クランプをマイナス ポストから外します。
- 赤色のロック タブを手前にスライドさせて黒色のタブを押すことで、高電圧遮断回路を切断します。
- 10 mmソケットを使用して端子カバーおよびプラス端子クランプを鉛バッテリーのプラス ポストに固定しているナットを緩めます。端子クランプをプラス ポストから外し、端子クランプを乾いたウェスで覆います。注意プラス端子クランプを、鉛バッテリーのホールドダウン ブラケットやA/C冷却ラインといった付近の構成部品に接触させないでください。
- 鉛バッテリーのマイナス端子側からベントチューブを外します。
- 鉛バッテリーの上部にあるバッテリー ホールド ダウンのナットを10 mmソケットを使用して緩めます。バッテリー ホールド ダウンを緩めるためには、ストラップのフックを外して後方へスライドさせます。必要に応じてバッテリー ホールド ダウンを後方へ傾け、滑って車両に入らないようにします。
- バッテリー ハンドルを使用して、周囲の構成部品に触れたり損傷を与えたりしないように注意しながら、鉛バッテリーを慎重に取り外します。 警告鉛バッテリーを持ち上げて外す際は、車両の前方に立って正しい持ち上げ手法を用いてください。鉛バッテリーは約25 lb(12 kg)の重量があります。これらを怠ると、重傷を負うおそれがあります。
- 新しい鉛バッテリーを点検して、プラス端子側のケーシングに赤色のプラグがあることを確認します。新しい鉛バッテリーに赤色のプラグがない場合、小さなトリム工具を使用して、古いバッテリーから新しいバッテリーへ赤色のプラグを移してください。注意古い低電圧鉛バッテリーは、Teslaサービスセンターに持ち込むか、地域の法律に従って(バッテリーのリサイクル施設に引き渡すなど)廃棄してください。輸送の際は、低電圧バッテリーを立てた状態で維持し、タオルや段ポール紙の上に置いてください。
取り付け:
- 付近の構成部品に触れたり、付近の構成部品を損傷させたりしないように注意しながら、新しい鉛バッテリーを所定位置に置きます。
- 鉛バッテリー ホールド ダウンを取り付け、ホールド ダウンを12 Vバッテリーに固定しているナットを10 mmソケットを使用して締め付けます。ナットを6 Nm(4.4 ft-lb)のトルクで締めます。
- 高電圧遮断回路を再接続します。
- 新しい低電圧鉛バッテリーのプラスおよびマイナス ポストから保護キャップを取り外します。
- クランプをプラス ポストの上に配置することでプラス端子を接続します。10 mmソケットを使用してナットを6 Nm(4.4 ft-lb)のトルクで締めます。
- プラス端子カバーを取り付けます。
- クランプをマイナス ポストの上に配置することでマイナス端子を接続します。10 mmソケットを使用してナットを6 Nm(4.4 ft-lb)のトルクで締めます。
- 鉛バッテリーのマイナス端子側にベントチューブを接続します。
- 1つの車両ドアを開いて、電力が正常に復旧したことおよびタッチスクリーンの電源がオンになることを確認します(数分かかることがあります)。
- 装備されていればHEPAフィルターを取り付けます。
- 付近の構成部品に触れたり、付近の構成部品を損傷させたりしないように注意しながら、HEPAフィルターを所定位置に置きます。
- 10 mmソケットを使用してボルト(2本)を締め付け、5 Nm(3.7 ft-lb)のトルクを掛けます。
- ウォッシャー タンク ネックのOリングが完全に装着されていることを確認してから、ウォッシャー タンク ネックをウォッシャー タンクに挿入して取り付けます。
- ホースの配管は、タブにより固定されるように行ってください。
- 10 mmのソケットを使用してウォッシャー フルード リザーバーのネックをアンダーフード ストレージ ユニットに取り付けているボルトを取り付けます。ボルトを5 Nm(3.7 ft-lb)のトルクで締めます。
- フロントトランクの開口部にクリップを合わせて、アンダーフード エプロンを交換します。下方向に押して所定位置でロックします。クリップを固定するとカチッという音がします。
- フロントトランクを閉じます。低電圧バッテリー交換の警告が以前タッチスクリーンに表示されていた場合は、その警告が表示されないことを確認します。
RFIDトランスポンダーの利用
RFIDトランスポンダー(多くの自動料金所システムで使用されるもの)をModel Yの車内に取り付ける際は、図のようにリアビューミラーの横にトランスポンダーを取り付けてください。これによって、運転時の視界を妨げる要因が最小化できます。専用の配置についてはRFIDの製造会社の指示を参照してください。
フロント ナンバープレート用ブラケットの取り付け
車両の前にナンバープレートを付ける義務のある地域に対応するようために、Model Yにはナンバープレート ブラケットが取り付けられています。このブラケットは、車両のフロントバンパーの形状に合わせた形状で、強力な接着剤で取り付けられています。
フロント ナンバープレート用ブラケットの取り付け方法
- イソプロピルアルコールを使用し、車両の目立たない塗装面で試用し、損傷となったり塗装を落とさないことを確認してください。
- 取り付け面をイソプロピルアルコールできれいにふき取り、最低1分間乾燥させます。
- 保護テープをブラケット上部の接着面から取り去り、両側の接着面の上部から保護テープを部分的に剥がします。両側のテープの下側半分を所定の位置に置いたまま、ブラケットをバンパーに合わせた後で容易に取り外しできるよう貼っていないテープ部分を外側に折ります。
- ナンバープレート ブラケットの上部をバンパーから傾けて離し(間違った位置に貼らないように)、図で示すようナンバープレート ブラケットの下側中央をグリルの中心に合わせます。注バンパーに一度接着させると位置調整はできませんので、ブラケットの位置を慎重に合わせてください。
- 正しい位置に取り付けたら、ブラケット上部をバンパー方向に動かし、所定の位置で押し付けて接着させます。
- 残りのテープをブラケットの側面から取り外し、ブラケット全体をバンパーにしっかりと押し付けて、ブラケットが接着面全体で固定されていることを確認します。
- ブラケットがしっかりと取り付けられたら、付属のネジ4本を使用してナンバープレートをブラケットに取り付けます(3Nm/2.2 ft-lbsで締めます)。