ブレーキと停車

ブレーキシステム

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警告
ブレーキ システムは安全にかかわるため正常に機能することが非常に重要です。Model Y ブレーキング システムのブレーキペダル、ブレーキ キャリパー、またはその他のコンポーネントで何か問題を感じた場合は、直ぐにTeslaまでご連絡ください。

Model Y 最大のブレーキ圧をかけたときにホイールがロックすることを防止するアンチロック ブレーキ システム(ABS)を装備しています。この機構によって、大半の路面状態で急ブレーキ時のステアリング制御が改善されます。

緊急ブレーキ操作中は ABS が常に各ホイールの速度をモニターし、利用可能なグリップに応じてブレーキ圧を変更します。

ブレーキ圧が変わると、ブレーキ ペダルから振動が伝わります。これは ABS が作動していることを示すもので、異常な動作ではありません。振動が感じられる間は、ブレーキ ペダルを一定の圧力でしっかり踏み続けてください。

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メキシコで販売の車両は、製造場所によって、ブレーキ、ABS、パーキングの各インジケーターランプの文字またはアイコンが表示される場合があります。
米国:
Model Yを最初にスタートさせると、最初にABSインジケーターが「タッチスクリーン」上で短く黄色に点滅します。このインジケーターが点灯したときは ABS に故障が発生しており、ABS は機能していませんので、Teslaにご連絡ください。ABS が故障していても、ブレーキシステムは影響を受けることなく完全に機能します。ただし、ブレーキの制動距離が長くなることがあります。慎重に運転し、急ブレーキは避けてください。
カナダ:
Model Yを最初にスタートさせると、最初にABSインジケーターが「タッチスクリーン」上で短く黄色に点滅します。このインジケーターが点灯したときは ABS に故障が発生しており、ABS は機能していませんので、Teslaにご連絡ください。ABS が故障していても、ブレーキシステムは影響を受けることなく完全に機能します。ただし、ブレーキの制動距離が長くなることがあります。慎重に運転し、急ブレーキは避けてください。
米国:
車両のアンチロックブレーキシステムが作動すると、タッチスクリーンにABSインジケーターが緑色で表示されることがあります。車両は最大限の減速中です。
カナダ:
車両のアンチロックブレーキシステムが作動すると、タッチスクリーンにABSインジケーターが緑色で表示されることがあります。車両は最大限の減速中です。
米国:
Model Yを最初に始動したときに短く表示される以外で、「タッチスクリーン」にこの赤色のブレーキ インジケーターが表示された場合は、ブレーキシステムの不具合が検出されているか、ブレーキ液の量が少なくなっています。ただちにTeslaにご連絡ください。安全に停車できる状況であれば、ブレーキをしっかりと踏み続けて車両を停車させてください。
カナダ:
Model Yを最初に始動したときに短く表示される以外で、「タッチスクリーン」にこの赤色のブレーキ インジケーターが表示された場合は、ブレーキシステムの不具合が検出されているか、ブレーキ液の量が少なくなっています。ただちにTeslaにご連絡ください。安全に停車できる状況であれば、ブレーキをしっかりと踏み続けて車両を停車させてください。
米国:
ブレーキ ブースターの故障が検出された場合、または回生ブレーキが使用できない場合、タッチスクリーンに黄色のブレーキ インジケーターが表示されます(回生ブレーキを参照)。安全に停車できる状況であれば、ブレーキをしっかりと踏み続けて車両を停車させてください。油圧ブースト補正が作動する場合があります(油圧ブースト補正を参照)。
カナダ:
ブレーキ ブースターの故障が検出された場合、または回生ブレーキが使用できない場合、タッチスクリーンに黄色のブレーキ インジケーターが表示されます(回生ブレーキを参照)。安全に停車できる状況であれば、ブレーキをしっかりと踏み続けて車両を停車させてください。油圧ブースト補正が作動する場合があります(油圧ブースト補正を参照)。

緊急ブレーキ操作

緊急時は、摩擦力の低い路面上でも、ブレーキ ペダルを床まで力一杯踏み込んで圧力を保ち続けます。ABS は、利用可能な摩擦力に従って各ホイールのブレーキ圧を調整します。この機能によってホイールのロックが防止され、可能な限り安全に停車することができます。

別の手段を使用して車両を停止させる必要がある場合は、タッチスクリーンのドライブ モード ストリップにあるパーキング ボタンを長押しして、ブレーキをかけ、ボタンを押したままにして駆動トルクを取ります。タッチスクリーンの端から助手席側にスワイプすると、ドライブモードストリップが表示されます。

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警告
ブレーキ ペダルを軽く何度も踏むポンピングはしないでください。ポンピングは ABS の動作を妨げ、制動距離を長くするおそれがあります。
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警告
常に前の車との間に安全距離を保ち、危険な運転状況に注意してください。ABS は制動距離を改善することができますが、物理法則を変えることはできません。ABS はハイドロプレーニング現象(水の層がタイヤと路面との直接の接触を妨げる現象)の危険を防ぐこともできません。
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注意
衝突の危険が差し迫っている状況では、自動緊急ブレーキ(衝突回避アシスト参照)は自動的にブレーキをかけることがあります。自動緊急ブレーキは、衝突を防止するように設計されたものではありません。最善の場合でも、走行スピードを落とすことによって正面衝突の衝撃を最小限にくいとめるにすぎません。衝突回避を自動緊急ブレーキに頼りすぎると、重大な事故や死亡事故につながるおそれがあります。
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注意
緊急時にブレーキが正常に機能しない場合、オーバーヘッド コンソールまたはタッチスクリーンのパーキング ボタンを長押ししてModel Yを停車させてください。必要時以外は、この方法で車両を停車させないでください。

ブレーキディスク ワイピング

寒冷気候や雨天でもブレーキを確実に制動させるために、Model Yにはブレーキ ディスク ワイピング機能が搭載されています。寒冷気候や雨天を検知すると、この機能はごくわずかな制動力を繰り返しかけて、ブレーキ ディスク表面から水分を取り除きます。

油圧フェード補正

Model Y 油圧フェード補正も搭載しています。これは、ブレーキ圧とABS動作でブレーキ性能の低下がないかを監視するのに役立ちます。ブレーキ性能の低下が検出されると(ブレーキがフェードしたり、寒冷時や雨天時など)、異音が聞こえたりブレーキ圧力が大幅に上昇したと感じることがあります。ブレーキは通常どおりに使用します。ブレーキ ペダルから足を離したり、「ポンピング」したりすることなく、ブレーキを踏み続けます。

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注意
緊急時にブレーキが正常に機能しない場合、オーバーヘッド コンソールまたはタッチスクリーンのパーキング ボタンを長押ししてModel Yを停車させてください。必要時以外は、この方法で車両を停車させないでください。
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警告
運転状況に危険が増している場合は、常に前方の車両との間に安全な車間距離を保ち、注意を払ってください。ブレーキ ディスク ワイピングおよび油圧フェード補正を使用中であっても、必ず適切な圧力をブレーキに付加してください。

油圧ブースト補正

Model Y ブレーキ ペダルを踏んだときにブレーキを動作させるブレーキ ブースターを搭載しています。油圧ブースト補正には、ブレーキ ブースター故障時に機械動作面で支援する機能があります。ブレーキ ブースターの故障が検出されると、ブレーキ ペダルの踏みしろが深くなり、ブレーキ ペダルを踏んだときにノイズが聞こえます。ほかの車両や歩行者とは安全な距離を確保し、慎重に運転します。ブレーキ ペダルの反応性の劣化があり得ます。ブレーキの制動距離が長くなることがあります。

回生ブレーキ

Model Yの走行中に、運転者の足がアクセルペダル離れていると、回生ブレーキによって車両は減速し、余剰電力をバッテリーに戻します。停車に備えアクセルペダルから足を離して減速することで、回生ブレーキを利用して航続距離を伸ばすことができます。回生ブレーキは、バッテリーの残量によってはブレーキ ペダルを踏んだときに作動する場合があります。

回生ブレーキによる車両の減速は、バッテリーの現在の状態に応じて異なる場合があります。例えば、バッテリーが冷えている場合や既に完全に充電されている場合、回生ブレーキが制限される場合があります。

パワー メーター(タッチスクリーンの車両ステータス エリアに表示される細い線)には、電力使用量がリアルタイムで表示されます。

  1. バッテリーから出力される電力(車両の加速などに使用される電力)を表します。アクセルペダルを踏むと、パワーメーターの上半分が黒で(もしくは表示が暗い場合は白で)延びていきます。
  2. 回生ブレーキから発生する電力、すなわち車両を減速させることで得られる電力を表します。バッテリーに戻されている電力は緑色で表示されます。
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冬用のコンパウンドとトレッドデザインを採用したタイヤを取り付けると、回生ブレーキの制動力が一時的に低下する可能性があります。ただし、車両は継続的に再キャリブレーションするように設計されており、タイヤ交換の後、直線加速していくと回生ブレーキ力が徐々に回復していきます。大半のドライバーは通常運転を短時間行えば回復しますが、日頃ゆっくり加速するドライバーの方の場合は、再キャリブレーションが実行されている間は多少強く加速する必要がある場合があります。「サービス」 > 「ホイールとタイヤ」 > 「タイヤ」の順にタップしてウィンタータイヤを選択してこのプロセスを速めます。
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Model Y が回生ブレーキで減速されると(高速走行中に足をアクセルペダルから完全に離すなど)、ブレーキランプが点灯して、後続の人たちに車両が減速していることを知らせます。
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Model Yは回生ブレーキを使用しているので、このブレーキ パッドは一般的に、従来のブレーキ システムのパッドほど頻繁には使用されません。ブレーキディスクワイピング機能(ブレーキディスク ワイピングを参照)は、ブレーキディスクの表面から水を取り除くために、定期的にわずかなブレーキ力をかけますが、それでも錆や腐食が蓄積する可能性があります(特に冬季に道路に凍結防止剤を撒く地域では)。ブレーキ ペダルを定期的に使用したり、必要に応じてブレーキを磨いたりすることで、このような汚れの蓄積を防ぐことができます (「Do It Yourself ガイド」の「ブレーキの磨き」を参照)。
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警告
積雪時やまたは凍結した道路状況では、(特に、標準設定時や冬用タイヤを使用していない場合)、設定を使用することを推奨しています。Teslaでは、積雪時や凍結路面で車両の安定性を維持するために

回生ブレーキ レベルを設定するには

タッチスクリーンを使用して回生ブレーキのレベルを変更できます。

  1. 「コントロール」 > 「ダイナミクス」 > 「減速モード」の順にタッチします。
  2. 2つのレベルのどちらかを選択します。
    • 減少: 回生ブレーキを制限します。アクセル ペダルをゆるめると、「標準」に設定した場合に比べて、Model Yが減速するまでの時間がより長くなり、惰性走行がより長く続きます。
    • 標準: 回生ブレーキのレベルを最大にします。アクセルを離すと Model Y が減速し、ブレーキの使用頻度が減ります。

パーキングブレーキ

パーキング ブレーキを手動で作動させるには、タッチスクリーンのドライブモードストリップ上の 「パーキング」をタッチして押し続けます(ギアシフトを参照)。オーバーヘッド コンソールにあるドライブモードセレクターの「パーキング」を押し続けることでも、パーキングブレーキを作動させることができます。

(米国) パーキングブレーキをかけると、タッチスクリーンに赤色のパーキングブレーキ インジケーターが表示されます。
(カナダ) パーキングブレーキをかけると、タッチスクリーンに赤色のパーキングブレーキ インジケーターが表示されます。

パーキングブレーキは、他のギアにシフトすると解除されます。

(米国) パーキングブレーキに電気上の問題が生じると、タッチスクリーンに黄色のパーキングブレーキ インジケーターが点灯し、不具合発生のメッセージが表示されます。
(カナダ) パーキングブレーキに電気上の問題が生じると、タッチスクリーンに黄色のパーキングブレーキ インジケーターが点灯し、不具合発生のメッセージが表示されます。
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パーキング ブレーキは後輪のみに作用し、ペダル ブレーキ システムからは独立しています。
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注意
万一、Model Yの電力が失われると、タッチスクリーンにアクセスできなくなるため、ジャンプスタートしないと(ジャンプスタートを参照)、パーキングブレーキを解除することはできません。
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積雪や凍結した場所では、特に冬用タイヤを装着していない場合、勾配のある路面で Model Y がスリップするのを防ぐための十分なトラクションが後輪で得られない場合があります。積雪または凍結した場所での駐車は避けてください。車両を安全に駐車させることはドライバーの責任です。
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警告
駐車するには道路が急傾斜過ぎる場合、またはパーキング ブレーキが適切に作動していない場合、Model Yにアラートが表示される場合があります。アラートはガイダンスを提供することを目的とし、特定の道路や天候条件などを含め、安全に車両を駐車するためにドライバーの判断を代わりに行うものではありません。車両を安全に駐車することができるかどうかの判断はこのアラートのみに頼らないでください。車両を安全に駐車させることはドライバーの責任です。

ブレーキの摩耗

Model Y ブレーキ パッドはウェア インジケーターを備えています。ウエア インジケーターは、ブレーキ パッドに取り付けられた薄い金属片で、パッドが摩耗するとローターとの間でこすれてスキール音が鳴ります。このスキール音は、ブレーキ パッドの耐用寿命が尽き、交換が必要であることを示します。ブレーキパッドを交換するには、Tesla サービスにお問い合わせください。

タイヤとホイールを取り外して定期的にブレーキを点検する必要があります。ローターとブレーキ パッドの詳細な仕様と整備期限については、サブシステムを参照してください。さらに、Teslaでは、冬季、凍結防止剤がまかれる道路では、毎年または12,500マイル(20,000 km)走行毎にブレーキキャリパーを清掃および潤滑することを推奨しています。

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警告
摩耗したブレーキ パッドを交換しないと、ブレーキ システムを損傷し、危険なブレーキ動作を招くおそれがあります。