また、フルセルフドライビング（監視付き）を使用するには、あらかじめ有効にしておく必要があります。フルセルフドライビング（監視付き）を有効にするには、「コントロール」 > 「オートパイロット」 > 「フルセルフドライビング（監視付き）」の順にタッチし、ポップアップ ウィンドウのよく読んで理解したうえで、「はい」をタッチします。

フルセルフドライビング（監視付き）を有効にしたら、オートステアリングと同じ方法で起動します（オートステアリングを参照）。

1. 目的地を入力します。目的地を入力しない場合、Model Yは最も可能性のある走行経路を選択するか、運転に基づいて目的地を提案します。
2. タッチスクリーンに灰色のハンドルアイコンが表示されたら、ドライブ レバーを1回完全に引き下げます。

   

フルセルフドライビング（監視付き）は、Model Yが静止している場合を含め、150 km/h（85 mph）未満の速度であれば、どの速度でも作動できます。

タッチスクリーンには、最高速度が青色で表示されます。フルセルフドライビング（監視付き）を作動させると、設定巡航速度はデフォルトで制限速度に、指定されたオフセットを加えたものになります。オートパイロットが制限速度を判断できない場合、巡航速度は現在の速度に、指定されたオフセットを加えたものになります。

フルセルフドライビング（監視付き）が利用可能であるが作動していないことを示すため、タッチスクリーンの上端にドライビングギヤの横に灰色のハンドルアイコンが表示されます。

フルセルフドライビング（監視付き）を作動させると、ハンドルアイコンは青色になり、青い線で走行経路を表示します。

視覚化により、交差点を曲がるときに視界を確保するために車両が徐行する場合などに、タッチスクリーンにメッセージを表示することで、システムの意図した動作がドライバーに通知されます。

映像エリアをフルスクリーンまで拡大することができます。「コントロール」 > 「オートパイロット」 > 「フルセルフドライビング（監視付き）」 > 「フルセルフドライビングの映像を拡大」の順にタッチして、この設定を有効にします。次にタッチスクリーンで、映像ウィンドウハンドルをスワイプして画面全体まで拡大します。

フルセルフドライビング（監視付き）をキャンセルするには、次のいずれかの操作を行います。

• ブレーキ ペダルを踏みます。
• ドライブ ストークを上方向に動かす。
  • 注意: ドライブ ストークを1秒以上上げたままにしておくと、オートステアリングがキャンセルされてから、Model Yはニュートラルにシフトします。
• 引き継ぎ、手でハンドル操作します。

手でハンドル操作を行ってフルセルフドライビング（監視付き）を解除しても、トラフィックアウェア クルーズコントロールは有効なままです。

また、以下のいずれかの場合、フルセルフドライビング（監視付き）は解除されます。

• ドライブ以外にシフトする。
• ドアまたはトランクが開いている。
• 自動緊急ブレーキ イベントがある（衝突回避アシストを参照）。
• 運転者のシートベルトが解除されるか、または運転者が座席から離れたとき。
• ドライバーがタッチスクリーンに表示される、ハンドルに手を置いたままにするように指示する反復的なリマインダーおよび後続のメッセージに対応しない。
• フルセルフドライビング（監視付き） は使用できなくなります。これは、いくつかの理由で発生する可能性があります（たとえば、カメラが不鮮明になった場合）。フルセルフドライビング（監視付き）が解除されると、タッチスクリーンに警告メッセージが表示され、チャイムが鳴ります。このような場合は直ちにハンドル操作を代わってください。

ドライバーの介入が必要な場合は、できるだけ早く安全に解除するこようにしてください。フルセルフドライビング（監視付き）の解除は、他の道路利用者がいない安全な環境で行うことをお勧めします。そうすることで、このプロセスに慣れることができます。

フルセルフドライビング（監視付き） は、車線変更、左右のターン、オンランプおよびオフランプのフォロー、目的地に到達するために必要に応じて道路の分岐を行います。

オートステアリングやトラフィックアウェア クルーズコントロールと同様に、フルセルフドライビング（監視付き）は速度、および（先行車両があれば）Model Yの先行車両との車間距離を維持します。 フルセルフドライビング（監視付き） は、必要に応じて信号機や停止標識で減速停止し、歩行者、自転車、その他の道路上の車両に反応します。

たとえば、住宅街の道路を走行しているときに、Model Yの前方の道路から別の車両がバックしてきた場合、フルセルフドライビング（監視付き）は適切に車両を減速させるか停止させます。他の車両が走行車線を部分的に遮りながらバックしてきて停止した場合、フルセルフドライビング（監視付き）によって車両が減速し、その車線の幅が許せば、その車両を回避するように動きます。

先行車両が減速している場合、フルセルフドライビング（監視付き）は、運転レーンに青い矢印が表示され、先行車両からの適切な後続距離を維持するために減速します。高速道路を走行中、操作（車線変更など）を行うと、フルセルフドライビング（監視付き）によりタッチスクリーンにメッセージが表示されます。

目的地に到着すると、フルセルフドライビング（監視付き）によってModel Yは停車し、ナビゲーションが完了したことを示すメッセージが表示されます。

他のオートパイロット機能と同様に、フルセルフドライビング（監視付き）には運転者の注意力が必要です。フルセルフドライビング（監視付き）が作動している間は、常にハンドルに手を置く必要があります。また、周囲、道路、その他の道路利用者を監視する必要があります。

フルセルフドライビング（監視付き） では、ハンドルにわずかな力を加えるようにドライバーに促すメッセージが一定の間隔で表示されます:

ハンドルを少し回してください

Model Yがハンドルのわずかな回転力を検出しない場合、タッチスクリーンが点滅し、最終的にチャイムが繰り返し鳴ります。フルセルフドライビング（監視付き）を使用している間は、ハンドヘルド デバイスを使用しないでください。フルセルフドライビング（監視付き）が作動しているときにキャビン カメラがハンドヘルド デバイスを検出すると、タッチスクリーンに、手をハンドルに乗せたままにするように促すメッセージが表示されます。

同様に、フルセルフドライビング（監視付き）の使用中は、キャビン カメラがあなたの継続的な注意力を監視します。このシステムは無効にすることができません。ドライバーが路面から繰り返し目を離した場合、カメラの使用が妨げられる場合、またはシステムが運転手の視線を特定できない場合、タッチスクリーンにドライバーの注意を促すメッセージが表示されます。

ハンドルに若干の力を掛けるか、注意をすることを促すメッセージを繰り返し無視すると、残りの運転でフルセルフドライビング（監視付き）は無効となり、以下に示すようにドライバーが自身で運転することを求めるメッセージが表示されます。手動で運転を再開しないと、フルセルフドライビング（監視付き）は連続してチャイム音を鳴らし続け、警告灯を点滅し、速度を落として車両を完全に停止させます。

オートパイロットは現在の走行では利用不可です。オートパイロットの強制解除 - 注意力警告の無視のため。

不適切な使用が検出された場合、オートパイロット機能の使用は一時停止されます。

オートパイロットの「強制解除」が5回に達すると、オートステアリングおよびフルセルフドライビング（監視付き）の使用は1週間停止されます。強制解除とは、ドライバーが不注意のため音声および表示による警告を数回受けた後、現在の走行サイクルでそれ以降、オートパイロットシステムが解除されることを指します。

オートパイロットへのアクセスが一時停止されるまでの強制解除回数の残数は、「コントロール」 > 「オートパイロット」の順にタッチして確認できます。

強制解除は、再度強制解除を受けない限り、7日後に免除されます。

ドライバーの介入が必要な場合や、安全な走行を続けるためにすばやく運転を引き継ぐ必要がある場合があります。ドライバー側からの解除は、ドライバーの想定される操作であり、不正利用としてはカウントされません。