チャイルドシート

お子様を乗せるときのガイドライン

Model Yシートベルトは大人や大柄なお子様向けに設計されています。乳幼児または小さなお子さまを固定するのは後列シートだけにしてください。また、お子さまの年齢、体重、身長に合ったチャイルド シートを使用してください。

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「作動可能状態のエアバッグ」が前にあるシートで後ろ向きチャイルド シートを使用するのは絶対に避けてください。お子さまが重傷を負ったり死亡事故につながる危険性があります。エアバッグ ステータス インジケーターを参照してください。
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警告
「作動可能状態のエアバッグ」が前にあるシートでチャイルドシートを使用するのは絶対に避けてください。お子さまが重傷を負ったり死亡事故につながる危険性があります。
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警告
走行前に、必ずすべてのModel Yシートが直立位置にロックされていることを確認してください。これを怠ると怪我をする危険が増します。タッチスクリーンに表示されているすべての警告に注意を払ってください。
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警告
2列目にお子さまが座っているときに、ドライバーズプロフィールでイージーエントリーを設定しないでください。特に、お子さまが前向きのチャイルド シートやブースター シートに座っているときにその設定になっていると、運転席シートがお子さまを圧迫してしまう恐れがあります。この設定を使用しているときに、Model Yに頼って2列目シートに着座しているお子さまの確認および適応を行わないでくださいドライバープロフィールを参照)

サンバイザーにある次のラベルをお読みください。

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以下に示す画像は見本であり、実際の車両のラベルとは異なる場合があります。
サンバイザーのエアバッグ警告ラベル。2列目のチャイルドシートおよびエアバッグが展開した助手席に座った乗員が描かれています

Model Y は、助手席に乗員センサーを備え、フロントエアバッグの状態をコントロールしています(エアバッグ参照)。

文字付きのエアバッグ記号および乗員記号: 助手席エアバッグOFF
お子さまを助手席に乗せて運転する前に、助手席フロント エアバッグの状態がオフになっていることを必ずチェックしてください。
丸に斜線の記号と文字の付いたチャイルドシート アイコン: 助手席エアバッグON
次回助手席に大人が乗る場合は、フロント助手席のエアバッグを必ずONに戻してください。

チャイルドシートの選択

12歳以下のお子さまは、リアシートをご利用ください。常に、小さなお子さまの年齢と体重に合ったチャイルドシートをご利用ください。以下の表は、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が判断したチャイルドシートの推奨に基づいています(詳細情報については、www.nhtsa.gov/ChildSafety/Guidanceを参照してください)。

乳幼児 幼児 小さなお子さま
年齢 1 歳未満* 1 歳以上* 4 歳以上で身長 145 cm 未満
重量 20ポンド(9 kg)未満** 20ポンド(9 kg)以上、40ポンド(18 kg)未満* 40ポンド(18 kg)以上
チャイルドシートの種類 後ろ向き (または前後回転式) 前向き (または前後回転式)* シートベルト保持式ブースターシート
座席位置 後ろ向きのみ* 前向き* 前向き
推奨取り付け方法 お子さまとチャイルドシートの合計重量が65ポンド(29.5 kg)までであれば、LATCH**(下側のアンカーのみ)、またはシートベルトだけを使用して取り付けてください。***お子さまとチャイルドシートの合計重量が65ポンド(29.5 kg)を超えるようであれば、シートベルトだけを使用して取り付けてください。*** お子さまとチャイルドシートの合計重量が65ポンド(29.5 kg)までであれば、LATCH** (下側アンカーとトップテザー用アンカー)、またはシートベルトとトップテザーストラップを使用して取り付けてください。***お子さまとチャイルドシートの合計重量が65ポンド(29.5 kg)を超えるようであれば、シートベルトとトップテザーストラップを使用して取り付けてください。*** ロア ラッチ アンカー(利用可能な場合)を使用してブースター シートを固定し、お子さまををシートベルトで固定します。ブースター シートにラッチ アンカーが装備されていない場合は、お子さまの座っている状態のブースター シートをシートベルトで固定してください。ただし、お子さまとブースター シートの合計重量が65 lb(29 kg)を超える場合は、お子さまの座っている状態のブースター シートをシートベルトだけで固定してください。****

* 最近のチャイルドシートの多くは、それに装着されている5点式ハーネスを使って長期間後ろ向きで利用できますが、指定の身長と体重制限の範囲内であることが条件です。お子さまはできる限り、後ろ向きにお乗せください。チャイルド シート メーカーの指示書をよく読み、慎重に、指示にもれなく従ってください。

**ISOFIXは、乗用車内にチャイルドシートを取り付ける方法の国際標準規格です。システムには、米国のLATCH(「Lower Anchors and Tethers for Children、チャイルドシートを自動車の座席に固定するときの国際規格」)およびカナダのLUAS(「Lower Universal Anchorage System、チャイルドシートを自動車の座席に固定するときの規格」)やCanfixなど、他の地域名が入っています。「ユニバーサルチャイルドシート」またはUCSSSとも呼ばれています。

*** チャイルドシートメーカーの指示によります。

****中央座席位置の場合、ブースター シートに内蔵式のヘッド サポートが装備されていないのであれば、車両のヘッド サポートを調整することができます。

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チャイルドシートを取り付けている場合も、シートベルト警告チャイムを鳴らさないようにするにはシートベルトをバックルに挿入する必要があります。
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子供を車両に乗せて移動する際の方法と乗車位置を規制する法律は変更される場合があります。* Model Y を運転する地域における最新の規則を把握し、それに従うことは運転者の責任です。米国各州における子供を同乗させるときの安全に関する法律については、http://www.ghsa.org/html/stateinfo/laws/childsafety_laws.htmlを参照してください。
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お子さまの体重とチャイルドシートの重量を合わせて65ポンド(29.5 kg)を超える場合、チャイルドシートやシートベルト一体型のブースター シートに、LATCH/Isofix/i-Sizeアンカーを使用しないでください。
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運転席後ろの2列目のシートにチャイルド シートを取り付けた場合は、「イージーエントリー」ドライバープロフィールに記載)で運転席を自動的に最後部まで動かさないでください。運転席を動かして後列座席との間隔が狭くなると、お子さまの足に強く当たってしまったり、チャイルドシートを押し除けてしまう場合があります。

より大きなお子さまを乗せるとき

お子さまの体格が大きくてチャイルドシート内に収まらない、しかし標準的なシートベルトで固定するには小さすぎるという場合は、年齢・体格に合った補助シートを使用してください。ブースター シートを固定する際は必ず、メーカーの取扱説明書の指示に従ってください。

年長のお子さまを車両のシートベルトでブースター シートに直接拘束する場合、自動ロック式巻き取り装置(ALR)機能は使用しません。

チャイルドシートを取り付ける

チャイルドシートを取り付ける一般的な方法は次の2通りがあります。

  • シートベルトによる保持 - 車両に備え付けのシートベルトでチャイルドシートを固定します。
  • LATCHで取り付ける - 2列目シートに組み込まれたアンカー バーにチャイルド シートを取り付けることができます。

チャイルドシートメーカーの取扱説明書および本文書に記載されている表を確認して、取り付け方法を判断してください。チャイルドシートによってはどちらの方法でも取り付けられます。取り付けに際しては必ずチャイルドシートメーカーの取扱説明書の指示に従ってください。

シートベルト保持式チャイルドシートを取り付ける

まず、チャイルドシートがお子さまの体重、身長、年齢に適していることを確認します。

お子さまに厚い生地の服を着せるのは避けて、お子さまとチャイルドシートの間には何も置かないでください。

お子さまに合わせて毎回ハーネスを調整します。

チャイルドシートを固定するために、すべての座席の着座位置にALR(自動ロック式巻き取り装置)が取り付けられています。シートベルトを必要以上の長さに引っ張ると、ALRが作動してベルトがロックされます。バックルが外されストラップが巻き込まれないかぎりベルトはロックされたままです。ALR機構はラチェットの働きをします。シートベルトの緩みを取り、ベルトが完全に巻き戻されるまでベルトがそれ以上延びるのを防ぎます。チャイルドシートを取り付ける際は、ストラップが完全に伸びきるまでシートベルトを引っ張ってALRを作動させてください。ALRシステムは、シートベルトが伸びきった状態の際に作動します。

年長のお子さまを車両のシートベルトでブースター シートに直接拘束する場合、自動ロック式巻き取り装置(ALR)機能は使用しません。

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シートベルトのバックルが外されベルトが完全に巻き込まれると、ALRのエンゲージが外れます。これでベルトは通常のシートベルトとして使えるようになり、内外に自由にスライドして緊急時のみロックします。チャイルドシートを取り付ける際は、ALRのエンゲージが外れた状態でシートベルトを限界まで伸ばしてALRをエンゲージします。

チャイルドシートを取り付ける際は、必ずチャイルドシートメーカーの指示に従ってください。以下に一般的なガイドラインを示します。

  1. チャイルドシートを Model Yの中に置き、シートベルトを限界まで伸ばします。チャイルドシートの製造元の指示に従ってシートベルトを通し、バックルで固定します。
    車両のシートベルトを使用して助手席にバックル止めされるチャイルドシート。
  2. シートベルトを巻き込み、チャイルドシートを Model Y の座席にしっかり押し込みながらシートベルトの緩みを完全に取り除きます。
  3. すべてのたるみが取り除かれたら、シートベルト ウェビングを強く引っ張って、オート ロックキング リトラクター (ALR) が作動することを確認します。
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    ALRは、バックルを解除し、シートベルト ウェッビングを完全に引き込んでいない限り、解除されません。解除後は、ベルトを完全に伸ばして、ロック機構を再度噛み合わせるようにする必要があります。
  4. シートベルト保持式のチャイルドシートにトップテザーが付いている場合は、トップテザーをチャイルドシートの背部に取り付けます(トップテザーストラップを取り付けるを参照)。

LATCH(ISOFIX)対応チャイルドシートを取り付ける

下側のLATCHアンカーは、2列目の窓際座席に用意されています。座席の背もたれとクッションの間にあります。各アンカーの正確な位置は、下図に示すようにチャイルドシート識別ボタンによって識別されます。このボタンはアンカー近くの、座席上にあります。

ISOFIXアイコンおよびISOFIXラッチの位置を示す矢印。

2列目の場合、窓側の座席位置にのみLATCHチャイルドシートを設置します。シート中央にはシートベルト保持式のシートだけを使用します。

2列目シート窓側座席の2つの緑色のチェックマークおよび中央座席の赤色のX印

LATCH チャイルドシートを取り付けるには、チャイルドシートラッチをカチッと音がするまでアンカーバー上へスライドさせます。チャイルドシートを取り付ける際は、必ずチャイルドシートメーカーの指示に従ってください。

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お子さまの体重とチャイルドシートの重量を合わせてを超える状況で、下側のLATCH用アンカーをチャイルドシートまたはシートベルト一体型のブースター シートに使用しないでください。この場合は代わりに安全ベルトを使用してください。
ISOFIXアンカーバー上の正しいチャイルドシート位置
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Model Yが7シート仕様の場合、3列目シート位置にはLATCHアンカーは装備されていません。3列目シート位置ではシートベルト保持式のチャイルドシートのみ使用してください。
ISOFIXアイコンおよび赤色のX印をそれぞれ持つ2つの座席

お子さまを座らせる前に、チャイルドシートが確実に取り付けられていることを確認します。チャイルドシートを左右にねじったり、座席から引き離そうと力を加えてもアンカーが動かないことを確認してください。

トップテザーストラップを取り付ける

トップ テザー ストラップがある場合は、そのフックを座席の背面にあるアンカー ポイントに取り付けます。

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アンカーの位置はすぐに目の付くところにないため、シート布地の切れ目を探してください。
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チャイルド シートの製造元の説明書に従い、トップテザーストラップを締め付けてください。
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シートベルト保持式シートは必ず中央席に取り付けてください。
リア シート背後のアンカー ポイントの位置

フックがアンカーポイントに完全に取り付けられていることを確認します。

アンカー ポイントのフック付きストラップ

デュアルストラップ テザーでは、ヘッドサポートの両脇にストラップを通します。

ヘッド サポートの片側にストラップを配置

3列目座席のデュアルストラップ テザー(装備されている場合)では、両方のストラップをヘッド サポートの上に配置します。

3列目シートの中央に上向きに通したストラップ
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テザー ストラップをヘッド サポートの上に通す前に、ヘッド サポートを下げる必要があります(ヘッドレスト参照)。

窓際の座席のシングル ストラップテザーの場合、ストラップをヘッド サポートの外側に面する側(シートベルト引込機構と同じヘッドレストの側面)に通します。

ヘッド サポートの外側に通されたストラップ

ヘッド サポートの外側にストラップを通すことができない場合(ストラップに十分なたるみがない場合など)は、ヘッド サポートヘッドレスト参照)を上げてからヘッド サポートの下にストラップを通します。

3列目座席のシングルストラップ テザー(装備されている場合)では、ストラップをヘッド サポートの上に配置します。

3列目シートの中央に上向きに通したストラップ

チャイルドシートをテストする

チャイルドシートにお子さまを座らせる前に、チャイルドシートの取り付けに緩みがないことを必ず確認してください。

  1. ベルトごとチャイルドシートをつかみ、前後左右にスライドさせてください。
  2. シートが one inch (2.5 cm) 以上動く場合は、取り付けが不十分です。ベルトの長さを調節するか、あるいはLATCH チャイルドシートの場合は取り付けをやり直します。
  3. 緩みが残る場合は、取り付け位置を変えるか、または別のチャイルドシートに替えてください。

チャイルドシート警告

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非常に高い危険たとえチャイルドシートを使用するかどうかにかかわらず、お子さまを助手席には乗車させないでください。このシートの前方にはエアバッグがあります。乗員の体重が軽いことを Model Y が感知してエアバッグを無効にするとしても、お子さまの保護をテクノロジーに任せきりにするのは賢明ではありません。
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シートベルト保持式チャイルドシートは、2点式シートベルト、あるいは3点式シートベルトの腰部分で車両に固定するように設計されています。チャイルドシートが適切に固定されていないと、衝突時にお子さまが危険にさらされる恐れがあります。
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衝突事故に関する統計によると、お子さまは前席よりも2列目シートで正しくシート ベルトをしている方がより安全です。
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お子さまが体重 20 lbs (9 kg)以下で自分一人では座れない場合は、前向きチャイルド シートの使用は避けてください。2歳以下のお子さまは背骨と首の発達が十分でなく、正面からの衝撃による負傷を避けることができません。
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小さいお子さまを大人の膝上に乗せるのは避けてください。常にお子さまに合ったチャイルドシートで保護する必要があります。
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お子さまの安全な着座を確実にするため、本書およびチャイルドシートの取扱説明書に記載されている全ての指示に従ってください。
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お子さまはできるだけ長い間、5点式統合ハーネス使用の後ろ向きチャイルド シートに着座させる必要があります。
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チャイルドシートまたは補助シートの取り付けに使用されているシートベルトに対して、シートベルトエキステンダーは使用しないでください。
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より大きいお子さまを着座させる場合は、頭部が支持され、シートベルトが適切に調整され、しっかり着用されていることを確認してください。肩ベルトは顔および首から離れている必要があります。また、腰ベルトが腹部にかからないようにする必要があります。
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2つのチャイルドシートを1つのアンカーポイントに取り付けることは絶対に避けてください。万一衝突事故が発生した場合、1つのアンカーポイントでは2つのシートを支えきれない可能性があります。
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チャイルドシート固定アンカーは、チャイルドシートが正しく取り付けられた状態で受ける荷重にのみ耐えられるように設計されています。大人用のシートベルトやハーネスとして使用したり、他の物や機器を固定するためには使用しないでください。
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ハーネスやテザーストラップが損傷したり摩耗したりしていないか、必ず点検してください。
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お子さまがチャイルドシート内にしっかり固定されている場合でも、お子さまのそばから離れないようにしてください。
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衝突事故の際に使用していたチャイルドシートは絶対に再使用しないでください。チャイルドシートの検査や取り替えはチャイルドシートの取扱説明書に従って実施してください。