空調を操作する
温度調節の概要
空調は、タッチスクリーン下部からアクセスできます。温度調整は標準で「オート」に設定されています。この設定では、過酷な気象条件を除くあらゆる環境で最高の快適さが保たれます。キャビンの温度を「オート」で設定すると、空調システムは、暖房、エアコン、空気配分、ファン速度を調整して選択した温度を維持します。
空調設定を調整できるときは、タッチスクリーンの下部側にある表示温度にタッチして、メイン空調画面にアクセスできます。「自動」にタッチするといつでも自動に戻ることができます。メイン空調コントロール画面の電源ボタンにタッチすると、オンまたはオフに切り替えることができます。一般的なコントロールにすばやくアクセスするには、<または>にタッチして空調ポップアップを表示します。
キャビンが暖まっているときや冷えているときは、ファンの速度が低下する場合があります。タッチスクリーンには、希望の温度に達するまで「Warming Up」または「Cooling Down」が表示されます。
空調設定の調整
- タッチすると、空調システムのオンオフを切り替えできます。
- 運転席側のシート アイコンにタッチすると、運転席のシート ヒーターを調整できます。シートには、3(最高)から1(最低)までの3段階あります。シート アイコンの波線が設定レベルに応じて赤色(暖房)に変わります。「オート」は空調システムが「オート」に設定されている場合に表示されますが、室内温度に応じてフロント シートを暖房します。シート ヒーターにワンタッチ アクセスするため、シート ヒーターをタッチスクリーンの下部バーに追加することができます(マイ アプリをカスタマイズ参照)。
- タッチするとワイパー デフロスターがオンになります(装備されていれば)。ワイパーは30分間霜取りしてから、自動でオフになります。
- タッチしてハンドルの暖房を制御します(装備されている場合)。このアイコンには設定レベルに合わせて赤色の波線が表示されます。「自動」に設定すると、空調が「自動」に設定されていれば、キャビン温度に基づいて、必要に応じてハンドルを加熱します。ワンタッチ アクセスするために、このコントロールををタッチスクリーンの下部バーに追加することができます(マイ アプリをカスタマイズを参照)。
- フロント ガラスのデフロスターはフロント ガラスの表面に空気を流します。1回タッチすると、フロント ガラスの霜取りができます(アイコンが橙色に変わります)。2回タッチするとフロント ガラスの霜取りを行ないます。3回タッチするとオフに切り替わり、空気供給、ヒーター、ファンが元の設定に戻ります。
- タッチするとリア ウィンドウを暖めます。15分経つと、リア ウィンドウのデフロスターは自動的にオフになります。リア ウィンドウ デフロスターが作動しているときは、サイドミラーおよび充電ポートも加熱されます。寒冷時に備えるための情報は寒冷環境におけるベストプラクティスを参照してください。
- スライダーを使用してファン速度を調節します。自動の場合、ファン回転数はLow/中間/Highに変わります。注ファンの速度を調整すると、空気吹出し風量を増加または減少させるために、Model Y内への空気吹出し設定が変更される場合があります。
- タッチすると、キャビン内の空気の流れを制御できます。外部からModel Yへの空気の導入や、キャビン内での空気循環ができます。
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Model Yに、医療グレードのHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターが備わっている場合、空調システムを起動して、外気を車内に導入する状態にしておくと(再循環はオフ)車内の空気は最良な状態に維持されます。この HEPA フィルターは、大気汚染、アレルゲン、バクテリア、花粉、カビ胞子、ウィルスなどの微粒子を効率的に排除する超高性能フィルターです。また、HEPA フィルターと補助フィルターシステムの両方に活性炭が使用されているので、あらゆる種類のにおいやガスを除去します。Bioweapon Defense Mode(対生物兵器モード)を起動すると、車内が正圧に保たれ、車内に侵入する外気量を最小限に抑えることができます。注一酸化炭素などの一部のガスは、活性炭では効率的に排除することできません。
- 助手席側のシート アイコンにタッチすると、前席乗客のシート ヒーターを調整できます。シートには、3(最高)から1(最低)までの3段階あります。シート アイコンの波線が設定レベルに応じて赤色(暖房)に変わります。「オート」は空調システムが「オート」に設定されている場合に表示されますが、室内温度に応じてフロント シートを暖房します。シート ヒーターにワンタッチ アクセスするため、シート ヒーターをタッチスクリーンの下部バーに追加することができます(マイ アプリをカスタマイズ参照)。
- タッチすると、フロント通気口からの空気吹き出しの流れを調整できます。 換気を参照してください。
- Model Yをパーキングに入れた状態で、「予約」にタッチし、バッテリーと車内の空調をプレコンディショニングし、オフピーク時間帯に充電して、毎日同じ時刻にModel Yの出発準備が整うように設定します(プレコンディショニングと充電の予約を参照)。
- タッチすると、フロントまたはリア キャビンの空調設定を調節することができます。リア キャビンで「オート」 が有効になっており、乗員が検知されると、リア キャビンに対して設定温度が維持されます換気を参照) 。
- 「パーキング」にシフトされている場合、これらの設定が表示され、Model Yから離れても空調システムを動作したままにしておくことができます(エアコンをオンに保つ、ドッグ、およびキャンプを参照)。 注オンにするには、バッテリーの充電レベルが20%以上である必要があります。
- フロント キャビンに送風する位置を選択します(フロントガラス、顔の高さ、足元のいずれか)。1つ以上の通気口を選択できます。
- これをタッチしてエアコン システムをオンまたはオフにします。オフにすると冷房効果は下がりますが、エネルギーの節約になります。注これは、Model Y はガソリン車と比べ走行音が格段に靜かなため、エアーコンディショナー コンプレッサーの動作音が気になることがあります。騒音を抑えるには、ファンの速度を下げてください。
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「オート」をタッチしてオート設定をオンまたはオフにします。注「自動」に設定されている場合、通話中に周囲のノイズを抑えるために、ファンの速度が自動的に低下する場合があります。詳細な情報は、電話、カレンダー、ウェブ会議を参照してください。
空調用ポップアップ
タッチスクリーンの下部にある温度矢印をタッチしてポップアップを表示すると、よく使う空調設定に簡単にアクセスできます。
- タッチして、メインの空調画面にアクセスします。
- シートヒーターを有効または無効にします。
- フロントまたはリアのウィンドウ デフロスターを有効または無効にします。
- スライダーをドラックしてキャビンの温度を調整します。また、温度調整する部分をスプリットして、運転席と助手席に座る人が自分の好みの温度にカスタマイズできるようにすることもできます。助手席に座る人は、タッチスクリーンの下部にある温度アイコンまたはメインの温度調節画面をタッチして調整します。もう一度「スプリット」をタッチして空調の分割を無効にします。
エアコンをオンに保つ、ドッグ、およびキャンプ
「エアコンをオンに保つ」、「ドッグ」および「キャンプ」設定を使うと、Model Yから離れた後でも、車内にとどまることを選んでも、駐車中に空調をONのままにしておくことができます。これらの設定は、暑い天候時や寒い天候時に車内温度を保つ必要がある場合に役立ちます。例:暑い日にModel Y内に食料品を入れたままにするとき、「エアコンをオンに保つ」を使用して食料品が傷まないようにしたいと思う場合。
「キャンプ」では、車内温度を維持することに加え、USBポートと低電圧コンセントから電子機器の電源を取ることができます。タッチスクリーンは表示されたままになりますので、音楽を再生したり、インターネット検索をしたり、アーケードでゲームをプレイしたり、Teslaシアターで映画を観ることができます。ペアリングした携帯電話でメディアや空調設定をコントロールすることもできます。「キャンプ」はキャンプ時やお子さまに付きそう場合など、車内に留まるときに最適です。このモードが有効な場合、セントリーモードと車両のアラームシステムが無効になります。降車後オートロックが作動していません。
「エアコンをオンに保つ」、「ドッグ」、または「キャンプ」を有効にするには次のようにします。
- バッテリーの充電レベルが20%以上であることを確認します。
- シフトをパーキングにします。「エアコンをオンに保つ」、「ドッグ」、および「キャンプ」設定はModel Yのギアがパーキングに入っているときのみ使用できます。
- 必要に応じて、空調設定を調節します。
- 空調画面で、「エアコンをオンに保つ」、「ドッグ」、または「キャンプ」をタッチします。注空調画面の灰色のバーから上にスワイプすることで、モバイル アプリから「ドッグ」および「キャンプ」を制御することもできます。
空調システムは、パーキングからギアを動かす、または空調システムを手動でオフにするまで、空調の設定を維持しようとします。バッテリーの充電レベルが低い場合、「エアコンをオンに保つ」、「ドッグ」、または「キャンプ」の使用を控えてください。
キャビンの温度が高すぎる場合、または車両が空調システムに問題を検出した場合は、「ドッグ」を有効にすることはできません。「ドッグ」を有効にする前に、キャビンの温度が安全で快適なレベルであることを確認してください。
- バッテリーの充電レベルが20%未満に低下した場合。
- 車両が空調システムに問題を検出した場合。
- キャビンの温度が最初に「ドッグ」に設定したレベルから大幅に変化した場合。
キャビン過熱保護
キャビン過熱保護は高外気温状態でキャビンが高温になりすぎないようにします。Model Yから離れているときにいつも作動させる必要がない場合でも、空調システムは車両のキャビン温度を下げ、維持することができます。この機能は日光の当たる場所に駐車にしたときにキャビンが過熱することを防止し、帰ってきたときに車両をより快適にすることができます。キャビン過熱保護は、降車してから作動するまでに最長で15分かかる可能性があります。この機能は搭乗者の快適性を目的としたものであり、車両のコンポーネントの信頼性に影響を与えません。
オンにするには、
の順にタッチし、以下を選択します。- オン: エアコンは、キャビンの温度が40°Cを超えるか、タッチスクリーンまたはモバイル アプリで選択された温度(利用可能な場合)を超えると作動します。温度を調整するには、最新バージョンのモバイル アプリが必要になる場合があります。
- A/Cなし: タッチ面が熱くなり過ぎないようファンのみが動作します。
- オフ: キャビン過熱保護を無効にします。
また、「空調」にタッチすることで、モバイル アプリからリモートでキャビン過熱保護を有効にすることもできます。下のメニューをスワイプアップして「キャビン過熱保護」から設定を選択します(モバイルアプリを参照)。
キャビン過熱保護は、Model Yを降りてから12時間経過またはバッテリー残量が20%を下回った時点のいずれか早い方の時点まで動作します。キャビン過熱保護を使用するにはバッテリーからのエネルギーが必要なので、航続距離が減少する可能性があります。
温度調整の使い方のヒント
- モバイル アプリを使用して空調システムをオンにした場合、充電レベルが20%まで低下するか、2時間が経過すると、空調システムは自動的にオフになります。より長い間キャビンの暖房または冷房を行なうには、車両を充電し、モバイル アプリから空調設定を再度有効にしてください。
- 選択した加速モードを下げることで、キャビン暖房の効率を改善することができます(加速モード参照)。これにより、ピーク加速性能を提供するためのバッテリーの能力を維持する代わりに、ヒートポンプ システムがバッテリーからより多くの熱を奪うことで、キャビンを効率的に暖房することができます。これは寒冷気象時における走行効率を最大限にするために役立ちます。その後に加速モードのレベルを上げる場合、増加した加速レベルが得られるまでにバッテリーを温めるための時間が必要になることに注意してください。
- 気温が極めて低く、霜が降りるような状況では充電ポートのラッチが凍結する場合があります。ラッチが凍結したために、充電ケーブルの取り外しまたは挿入ができない、または車両のスーパーチャージャーが機能しない場合、モバイル アプリで「車の霜取り」を有効にします。これにより、充電ポートの留め金が融氷され、充電ケーブルを外したり差し込んだりできるようになります。詳細情報については、寒冷環境におけるベストプラクティスを参照してください。
- 空調システムの運転音が気になる場合は、手動で風量を下げて使用してください。
- 車内を冷房するほか、エアーコンディショナー コンプレッサーはバッテリーも冷却します。したがって、暑いときは、エアーコンディショナー コンプレッサーをOFFに設定したとしても、ONになることがあります。これは、バッテリーの寿命を保ち、バッテリーの最適化性能に必要とされる最適な温度範囲にバッテリーを保つために、システムがバッテリーの冷却を優先するためであり、正常な動作です。
- 使用していないときでも、Model Yからうなり音や水が循環するような音が聞こえる場合があります。これらの音が発せられるのは通常の状態で、内部の冷却システムがオンになり、低電圧バッテリーのメンテナンス、高電圧バッテリーの温度調節など、さまざまな車両の機能をサポートするときに発せられます。
- 空調システムを効率的に動作させるために、すべてのウィンドウを閉め、フロント ガラス前面の外部のグリルに氷、雪、木の葉、その他の破片がつまらないように注意してください。
- 湿度が非常に高い場合、空調を ON にした直後にフロント ガラスが少し曇ることがあります。
- 駐車している間、Model Y の下に小さい水溜まりができることがあります。これは、湿気を除去する過程で発生した余分な水分が下から排出されたためで、正常な動作です。
- Model Y 最大限の効率化を自動的に図るための設計です。したがって、車外の気温が低いときは、車両で暖房の使用中やスーパーチャージャーの動作中でも、エアー コンディショナー コンプレッサーや外部ファンが動作してノイズが聞こえる場合があります。
- 駐車中、高温の気象条件で車内の温度を下げるために、ファンで送風を行うことがあります。これは充電量が 20% 以上ある時のみ作動します。