ソフトウェアバージョン 9.0 概要

ソフトウェアバージョン 9.0は、タッチスクリーンおよびテスラ モバイルアプリでアップデートを行い、より速く、直感的なユーザ エクスペリエンスをお楽しみいただけます。

ソフトウェアバージョン 9.0により、Model SとModel Xの全車両は機能が新たに追加されたり、改善されます。

探しているものが簡単に見つかるようになり、新しいアプリ ランチャーを使えば1か所からすべてのアプリにアクセスできるようになりました。また「コントロール」と「設定」がひとつにまとめられたほか、オートレーンチェンジもオートステアリング(ベータ版)を使用しているときは常に有効になるようになりました。これに加え、高速道路の出口情報などナビの道順案内がさらにわかりやすくなりました。また、インストゥルメントクラスターでは車両の周囲を360°表示できるようになりました。

ナビ機能の向上

Model SおよびModel Xのナビ機能が、高速道路の出口情報など次の方向指示に関するより詳しい情報を表示するようになりました。

  • 全画面「トリップ概要」表示で画面をタップまたはプルダウンすると、さらに詳しい情報が表示されます。
  • タッチスクリーンでナビ設定がもっとアクセスしやすくなりました。
  • 音声ガイダンスのオン、オフが素早く行えるようになりました。

テスラの全車両で、死角がさらに見えやすくなるようにトラフィック ビューの表示スタイルが変更されました。走行している車線の速度が遅くなると、赤色と黄色のラインで強調表示されるようになりました。

アプリ ランチャーおよびアプリ

Model SならびにModel Xでは、新しいアプリ ランチャーがタッチスクリーン下側に設けられ、カレンダー、エネルギー、ウェブブラウザ、リアビューカメラ、電話および充電アプリなどすべてのアプリが1か所から操作できるようになりました。アプリ ランチャーを上にスワイプすれば前回使用したアプリにアクセスできます。

メディアプレーヤー

Model SおよびModel Xでは、メディアプレイヤーのウィンドウを上下にドラッグするだけで表示/非表示が簡単に行えます。ソースを切り替えるには、メディアプレイヤー下側にある目的のアイコンをタップします。

ラジオでは、ダイレクト チューンを使用して直接ラジオ局を選局できるようになりました。例えば、FMを選択して「88.5」を入力すればそのラジオ局の放送がすぐに開始されます。

コントロールと設定

Model SおよびModel Xでは、探しているものが見つけやすいように「コントロールと設定」パネルが変更されました。スクリーンの下にあるコントロール ボタンをタップすれば、「コントロールと設定」を1つの画面で表示できるようになりました。よく使うコントロールに素早くアクセスできるようクイック コントロールも追加しました。

エアコン コントロール

Model SおよびModel Xでは、よりコンパクトで簡単に使用できるようエアコンのデザインが一新されました。

  • コールドクライメート装備のすべてのコントロールを一か所で操作できるようエアコンに移動しました。シート アイコンをタッチすれば、シートヒーター、ハンドルヒーター、ワイパーヒーターのコントロールにアクセスできます。
  • デュアルACがオンとなっている場合、タッチスクリーン下側に2つの温度が表示されるようになりました。
  • 今まで同様に、右スクロールホイールを使用して素早く温度を上げ下げできます。
障害物検知走行モード

Model SおよびModel Xでは、低速走行中に車両前方に障害物を検出すると加速が自動的に抑制されるようになりました。この機能は、「コントロール」 > 「オートパイロット」で有効、または無効にすることができます。

オートパイロット コントロール

オートステリング(ベータ版)およびオートレーンチェンジ設定が、「コントロール」 > 「オートパイロット」にまとめられました。オートステアリング(ベータ版)が有効になっているとき、方向指示器を操作するとオートレーンチェンジ機能を起動して車を隣の車線に車線変更します。

ブラインドスポット モニター

車線変更をより安全に自信を持って行えるよう、フルセルフ ドライビングのハードウェアを搭載する車両の場合、方向指示器を動かしたときに移動したい車線に他の車両または障害物があると赤色の車線ラインを表示するようになりました。フルセルフ ドライビングのハードウェアを搭載していない車両では表示方法に変更はありません。

フルセルフ ドライビング対応のハードウェアを搭載するテスラ車両は、搭載される8個のカメラを使用して車両の周囲360°を表示できるようになりました。これにより、インストゥルメンタルパネルでのブラインドスポットのモニタリングが強化され、ブラインドスポットにある車両の種類してドライバーの注意をさらに促します。

ダッシュカム

車両のフォワードカメラを使用して走行中の動画をUSBフラッシュドライブに保存できるようになりました。録画するには:

  • USBフラッシュドライブを「FAT32」(Windows)/「MS-DOS (FAT)」(Mac)ファイル アーキティクチャにフォーマットし、フラッシュドライブに「TeslaCam」と名前を付けたルートフォルダを作成・追加します。
  • USBフラッシュドライブを構成したら、前席にあるいずれかのUSBポートに挿入します。
  • 正しく構成されると、ダッシュカム アイコンがステータスバーに表示され、赤いドットは録画していることを意味します。
  • 録画中は絶対にUSBを外さないでください。

アイコンをタップすると、過去10分間のビデオクリップを作成します。また、長押しすると録画を一時停止します。録画された動画はダウンロードしないと1時間で消去されます。録画した動画を保存できるようフラッシュドライブに充分な容量があることを確認します(動画1分で約30MB使用します。録画を1時間行うには1.8GB必要です)。ダッシュカムは、2017年8月以降に製造されたModel SおよびModel Xでのみ利用可能です。

Teslaアプリ

携帯電話にあるお気に入りのアプリにある共有ボタンを使用して車両のナビを開始することができるようになりました。iOSユーザは、車両との共有を有効にする必要があります。共有したいアプリを開いて、共有機能を開き、右側にスクロールして「さらに」ボタンをタップしてTeslaと共有を開始します。

また、車に乗るドライバー以外の人も素早くメディアをコントロールできるようになりました。

  • この機能は、「メディア設定」 > 「モバイル コントロールの許可」で無効にすることができます。

お車でソフトウェアのアップデートが利用可能な状態になると、携帯電話からアップデートを開始できるようになりました。

  • アップデートを開始すると車両を使用する他のドライバーに通知が送られます。アップデートを行いたくない場合、数分以内ならそれぞれのアプリからキャンセルすることができます。
  • 注記:これらの機能には、モバイル ソフトウェア バージョン3.6.0またはそれ以上が必要です。