車両接近通報装置の不具合に関するリコール - ファームウェア アップデートによる対応

Teslaは、インテル インフォテインメント プロセッサーを搭載し、対策付きのソフトウェア リリースが含まれていない2023.32以降のソフトウェア リリース バージョンを受け取った2013年式および2019~2021年式Model S、2021年式Model X、および2019~2021年式Model 3の特定の車両に対して、ノンコンプライアンスリコールを行うことを決定しました。当該車両が工場出荷時状態にリセットされ、内部キャッシュを含むコンテンツおよび設定が消去された際、このリセットにより不意に歩行者警告スピーカー(PWS)がミュートされてしまう場合があります。ミュート値は内部キャッシュに保存され、永続的な値として保存されるため、PWSがUN-R138に準拠していません。

ソフトウェア リリース2023.44.30.14または2023.44.30.14以降に配信されるリリースでは、電源を投入するたびにPWSのキャッシュされたゲイン値を正しい値にリセットすることでノンコンプライアンスリコールに対応します。対象車両には無料でワイヤレス ソフトウェア アップデートが提供されます。

車両のソフトウェア バージョンをご確認の上、必要に応じて車両のソフトウェアをバージョン2023.44.30.14以降にアップデートしてください。

どのような問題がありますか?

インテル インフォテインメント プロセッサーを搭載し、対策付きのソフトウェア リリースが含まれていない2023.32以降のソフトウェア リリース バージョンを受け取った当該車両では、工場出荷時状態にリセットされ、内部キャッシュを含むコンテンツおよび設定が消去された際、このリセットにより不意に歩行者警告スピーカー(PWS)がミュートされてしまう場合があります。ミュート値は内部キャッシュに保存され、永続的な値として保存されるため、PWSがUN-R138に準拠していません。

私の車両はこのリコールの対象でしょうか?その場合はどうすればいいですか?

お客様の車両が改善対策の対象かどうかは、Tesla VINリコール検索ツールでご確認ください。ソフトウェア リリース2023.44.30.14または2023.44.30.14以降に配信されるリリースでは、電源を投入するたびにPWSのキャッシュされたゲイン値を正しい値にリセットすることでノンコンプライアンスリコールの対象となっている欠陥が修正されます。このリコールは、車両のソフトウェアをバージョン2023.44.30.14以降にアップデートいただくことで対応します。サービスセンターにお越しいただく必要はありません。

車内のタッチスクリーンまたはTeslaアプリのホーム画面の下部にある「コントロール」>「ソフトウェア」をタップすることで、車両のソフトウェア バージョンを確認できます。

私の車両は安全に運転することはできますか?

ミュートになっているとPWSからは音が出ないため、UN-R138に準拠していません。これにより、衝突のリスクが高まる可能性があります。本件に起因する衝突や負傷についてはTeslaに報告されていません。

このリコールのために、サービスを予約する必要がありますか?

いいえ。このリコールは、車両のソフトウェア バージョン2023.44.30.14以降のアップデートで対応します。サービスを予約する必要はありません。

ソフトウェアアップデートのダウンロードやインストールに失敗した場合はどうなりますか?

ソフトウェアアップデートは、いくつかの理由で失敗する可能性があります。車両のソフトウェアのアップデート中に問題が発生した場合は、ソフトウェアアップデートに関する追加情報をご覧ください。 問題が解決しない場合は、サービスを予約してください。