Teslaは、トランクリッドハーネスの点検と改修のため、2017年〜2020年に製造されたModel 3車両に対して積極的にサービスキャンペーンを行うことを決定しました。
お客様の車両が改善対策の対象かどうかは、Tesla VINリコール検索ツールでご確認ください。
特定のModel 3では、トランクリッドハーネスに同軸ケーブルが装備され、センターディスプレイにリアビューカメラの映像信号を伝達します。トランクリッドが繰り返し開閉されると、時間の経過と共に、同軸ケーブルが過度に摩耗することがあります。摩耗により同軸ケーブルの芯線に損傷が及ぶと、バックカメラの映像が表示されなくなることがあります。この状態の車両の推定割合は1%未満です。
本件に起因する衝突や怪我については報告されていません。ただし、摩耗により同軸ケーブルの芯線が断線すると、バックカメラの映像が表示されなくなり、ドライバーの後方視界に影響を与える恐れがあります。
バックカメラ映像が表示されない状況で車両を後退させる際は、周囲の目視確認およびサイドミラーやルームミラーを使用して、車両後方や車両周囲の安全を確認してください。
現時点では、修理を予約する必要はありません。お住まいの地域で部品が入荷次第こちらからご連絡を差し上げます。
Tesla サービスでは、対象車両のトランクハーネスの摩耗を無料で点検、必要に応じて改修作業を行います。同軸ケーブルに擦れ傷があるが損傷はしていない場合、Teslaサービスはそれを保護するためにガイド プロテクターを取り付けます。摩耗度合が同軸ケーブル性能の仕様範囲を超えている場合は、Tesla サービスはハーネスを交換し、ガイドプロテクターを取り付けます。
ハーネスの点検とガイドプロテクターの取り付けには、5分程度かかります。ハーネスの交換が必要な場合、修理には約40分かかります。