よりシームレスなナビゲート オン オートパイロットについて
昨年初めてナビゲート オン オートパイロットを導入して以来、Teslaのドライバーはこの機能を使用して6,600万マイル以上走行し、システムによる車線変更が900万回以上正しく実行されました。長距離ドライブや高速道路の運転がよりリラックスして楽しいものになり、慣れないルートを走行しているときでも車のナビゲーションガイダンスに従うことが簡単にできるようになったという声をお客様からいただいています。
今回、さらにシームレスでアクティブなガイダンスをご体験いただくために、ナビゲート オン オートパイロット最新バージョンの配信を開始します。新しいバージョンでは、ドライバーは方向指示器レバーで車線変更を確認しなくてもナビゲート オン オートパイロットを使用できるオプションが追加されました。利用方法は以下の通りです。
オートパイロットの設定メニューから、ナビゲート オン オートパイロット カスタマイズボタンを選択、「毎回運転を開始するときに有効」「レーンチェンジの確認をする」「レーンチェンジ通知」の3つの設定が新たに表示されます。「毎回運転を開始するときに有効に」では、ドライバーがナビでルートを設定するたびにナビゲート オン オートパイロットが自動的にオンになります。一度有効にすると、ドライバーがオートパイロットを使用して高速道路を走行しているときに、目的地がナビゲーションバーに設定されている場合はいつでもこの機能がオンになります。ドライバーが「レーンチェンジの確認をする」を「いいえ」と選択した場合、レーンチェンジはドライバーに確認することなく自動で行われます。ドライバーは、デフォルト設定の視覚的な表示を受け取るとともチャイムが鳴ることで、次の車線変更を知ることができます。これに加え、2017年8月以降に製造されたすべての車両に、警告のためにステアリングホイールを振動させるオプションが追加されます。
これらの通知はいずれもドライバーに対し、周囲の状況を確認して車線変更をキャンセルするかどうかを判断する機会を提供するためのものです。キャンセルするには、方向指示器を動かすか、タッチスクリーンにある車線変更キャンセル ポップアップ通知を押します。この機能は車両を自律走行させるものではなく、車線変更はドライバーの手がハンドルに置かれていることが検出されている場合にのみ実行されます。今までと同様に、自動運転が規制当局によって検証および承認されるまで、ドライバーは常に自分の責任で運転しなければなりません。
Teslaの社内テストおよびアーリーアクセスプログラムを通じて、車線変更の確認をオフにした状態での走行はすでに50万マイル以上に及んでいます。Teslaの担当チームがこの機能が使用されている時にドライバーが引き継いだときの状況を示すデータを分析したところ、正しく使用されたときにナビゲート オン オートパイロットの両方のバージョンで同等レベルの安全性があることが確認できました。また、アーリーアクセスプログラムに参加されているドライバーの圧倒的多数の方々から、長距離ドライブや毎日の通勤でこの機能を使用したいというご意見をいただいたため、Teslaでは皆様にこのオプションをリリースできることを大変うれしく思っています。
これらの新しい設定は、エンハンスト オートパイロットまたはフルセルフ ドライビング ケイパビリティを購入されたお客様にご利用いただけます。これらは今日、米国内のお客様にソフトウェア アップデートをワイヤレスで配信され本格的に展開が開始されます。その他の地域は、規制当局の検証および承認が得られ次第導入される予定です。