職場復帰
Teslaはカリフォルニアに残る最後の大手自動車メーカーであり、カリフォルニア州最大の製造企業でもあります。フリーモント工場では1万人以上の従業員を、州全体では2万人を雇用しています。当社は、COVID-19がもたらした影響を理解しており、自粛指令の影響を受け、数週間休職していた多くの従業員の生計と安全性に注意を払う責任があります。
Teslaは科学と信頼性のある健康データにより裏付けられた州知事の最近のガイダンスを踏まえ、州や連邦政府で国家の重要なインフラストラクチャーとして車両製造が分類され、Teslaの断固とした安全性計画を策定したことを受けて、業務を再開するプロセスを開始しました。当社の従業員は仕事に戻れることを楽しみにしており、従業員の健康と安全を念頭に置いて仕事をしています。
私たちがすること
当社の再開プランは、数ヶ月間慎重な計画と準備を重ねた結果、作られたものです。上海のGigafactoryで私たちが確立した総合的業務復帰計画をモデルとし、過去3か月間の円滑で健全な事業運営を示すものです。
当社では業務への復帰前に適切な研修を受ける時間を設けています。いずれのTesla工場でも勤務前に、従業員全員がオンラインビデオトレーニングを修了することを義務付けています。すべての地域で徹底した職場復帰計画を立てています。社内の医師を含む部門間の対応チームは、場所や職種特有のリスク判断に基づき、日常的に安全衛生ガイドラインを策定しています。また、この新しい環境において従業員向けの管理プロセスを継続的に見直しています。
3月には、各施設でリスク判断を実施し、従業員の勤務状況や勤務先、勤務先への影響、そして安全基準を達成するために必要な対策を考えました。いくつかのケースでは、作業エリアを区切るために仕切りやバリアを追加したり、パーツをライン上の作業完了位置に近づけて配置して従業員同士のやりとりを最小限に抑えるようにしました。また、必ず、個人用保護具を付けて、厳重な洗浄と消毒の手順も行うこととしています。
当社の職場復帰戦略では、従業員の安全を確保するために導入した総合的な安全対策について詳しく紹介しています。
再開する理由
テスラは例外ではありませんし、私たちはその流れに逆らっているわけでもありません。州の初期の自粛指令の頃から、Teslaのフリーモント工場のような自動車製造業を含む国の重要なインフラストラクチャーは極めて重要なものと考えられ、稼働し続ける許可が下りました。州知事は今週この方向性を再確認し、製造を再開する必要があるという明確な決断を下しました。
さらに、ソラノ、ナパ、サン・ホアキン郡など、少なくとも3カ所の近隣郡が製造を含む経済再開の動きを見せています。一方、当社工場があるアラメダ郡と隣のサンタ・クララ郡では、職場復帰に関するよくある質問を表明し、分散型エネルギー資源(電気自動車、ソーラー蓄電池を含むように、州法で規定されています)の製造を再開することを許可しています。
郡との協力体制
州知事が最近フリーモント市から助言や支援を受けていたのとは対照的に、アラメダ郡では事業再開をすべきではないことを主張しています。これは努力不足ということではなく、アラメダ郡の厚生省と面会をし再開プランに対して協調して取り組んでいるため、明確になっていることでもありません。残念ながら、これらの決定を下している郡保健衛生責任者は、まだ当社の電話やEメールに対して回答をしてきておりません。
以下のリストは、市および郡の当局者と共有した情報の一部です。
- チェックリストと写真付きの安全衛生上の再開プラン詳細
- 従業員の安全衛生に関するガイドライン
- 工場全体を通して行ったことを含む、リスク判断プロセス
- 高/中/低リスクをどのように特定し対処したかなど、リスク判断に関する改善点
- 検温プロトコルに加えて、長距離シャトルルートを再開するときに検温を追加するという約束
- フリーモントの製造再開プランの修正
- 人がどのように600万平方フィートの施設に配置しているかを示す、面積入り工場レイアウト
- 休憩室の定員(ソーシャルディスタンス確保のための定員削減)、作業場所に基づいた各スペースの人数
私たちは、安全で責任ある方法で人々を職場に復帰させていきます。しかし、郡の立場からすると、テスラとその従業員が仕事に復帰できるようにするために法的措置をとるしかありませんでした。私たちは5月9日、郡がテスラの事業再開を妨げると主張する範囲で、郡の命令を無効にするよう裁判所に求める訴訟を起こしました。